各馬の短評
- 1フィーリウス
キタサンブラック産駒。スピカS(3勝)を好位から0.4差で勝ったが、初の重賞だった函館記念は2番人気で13着(6-7-6-8から1.3差)。1枠1番で内を立ち回れ、Mデムーロ騎手の阪神芝中距離は勝率25.0%で本人平均+9.8pt。ただ馬の力が足りず、騎手だけでは買わない(60倍)
- 2ジーティーダーリン
垂水S(3勝・阪神芝2000・良)を1-1-1-1の逃げで0.3差完勝。1枠2番から楽にハナを取れる形は、内・前が残る馬場と合う。ただ重賞は初めてで、その前の3戦はダートだった。先行争いがあり、陣営も『折り合いに難しいところ』と言う。父の阪神芝の複勝率は全場比-11.0pt。8.1倍は過剰人気とみて印の外
- 3△センツブラッド
七夕賞(稍重)で3番手から0.7差4着、鳴尾記念(阪神)も好位から2着。芝の道悪は[1-1-0-1]で、斉藤崇師も『不良の調教でも動けた』。2枠3番から好位の内が取れ、稍重の内・前有利とかみ合う。鞍上が西塚騎手に替わるのは割引。29倍の穴で、重まで悪化すれば◎
- 4▲ガイアメンテ
小倉記念は中団から0.3差4着、都大路S(L)1着。芝の道悪は[3-1-0-3]で、不良と重で1勝ずつの道悪巧者。2枠4番から好位の内で運べる。陣営は『気性が良くなって2000でも大丈夫、引っ張るくらいの手応え』。武豊騎手の阪神芝中距離の複勝率は本人平均比-5.0ptで、騎手点は割り引いた
- 5ピースワンデュック
函館記念は2番手から0.1差3着(9番人気・指数110)。ただ福島民報杯は逃げて14着と、楽に行けた時だけの馬。内にジーティーダーリンがいて楽なハナは難しい。父の稍重の複勝率は16.7%(良29.2%)と道悪で落ち、この馬自身も芝の道悪は未経験
- 6カネフラ
阪神芝は[3-1-2-3]でも全て条件戦。重賞・OPでは13着・17着と通用していない。後方一気の脚質で、陣営も『前が崩れてほしい』と展開頼み。調教はC評価(良化薄い)。父の稍重の複勝率は7.1%(n=14)
- 7△ジーティーアダマン
阪神芝は難波S・すみれSの2戦2勝。小倉記念は4番手から0.5差6着で、陣営は『小倉は裏目、広いコースの方がいい』。4枠7番から2番手で運べれば内・前の馬場に合う。上村厩舎はこのコースの複勝率が80%(競馬ラボ・2024年以降)。前走が-12kgだったので、戻っているかが鍵
- 8カラマティアノス
中山金杯1着・中山記念2着の力はあるが、金杯は55kgで今回は58kg。唯一の稍重だった七夕賞は1番人気で1.2差7着(上がり36.5)と道悪で案外、阪神は初めて。父レイデオロも重の複勝率が19.6%に落ちる。ルメール騎手の阪神芝中距離は本人平均並みで上積みなし。良なら少し評価を戻す
- 9△マテンロウゲイル
ダービーは後方から上がり33.4で0.3差5着、若葉S(阪神芝2000)は6番手から0.4差完勝。3歳の54kgは古馬相手に有利で、稍重の未勝利勝ちもある。陣営は『反動がなく精神的にどっしり』。能力は上位だが、3ヶ月半ぶりで古馬の重賞は初めて。芝重賞の1番人気の割引で統計点を下げた。1番人気なので相手には必ず入れる
- 10タガノデュード
大阪杯を後方から0.3差4着、宝塚記念(重)は最後方から5着と、G1級の能力は1位。ただ58kgのトップハンデで後方一気の脚質、先行有利のコースで展開点が低い。昨年の本レースは8着。古川吉騎手の阪神芝中距離の勝率は2.4%(本人平均4.8%)。坂路の道悪でも動けて、馬場は問わない。良なら差しが届きやすくなり△
- 11マリアイリダータ
3連勝中で、前走(福島芝2000)はコースレコードで5馬身差、指数111はメンバー最高。ただ芝の道悪・阪神・重賞・関西への輸送がすべて初めてで、陣営も右回りを『課題』と言う(実績は[2-1-1-0])。Wコースの追い切りは1F11.2と絶好。稍重では3.9倍は割に合わないので印の外、良なら△
- 12レーゼドラマ
小倉記念は2番手から0.2差3着、小倉日経賞は逃げ切り。ただ辻野師が『緩さがあり、メンタル面が前走より良くない』と弱気なので、状態点を大きく割り引いた。6枠12番から先行争いに加わると苦しい
- 13◎グランヴィノス
昨年の本レースは1番人気で0.1差2着、阪神芝[2-2-0-2]、稍重の阪神芝2000で新馬勝ち。父キタサンブラックの稍重の複勝率は31.5%で道悪でも落ちない。川田騎手の阪神芝中距離の複勝率は64.2%(本人平均+10.5pt)なのに26倍。裂蹄で9ヶ月半ぶり・調教C評価なので状態点は4/10に抑えたが、それでも総合2位タイ
- 14ミッキーゴールド
関ケ原S(3勝)を2番手から勝ち上がったが、その前の3勝クラスは10着が2回。重賞は初めてで、阪神芝は[0-0-1-2]。陣営は『前走は夏負け気味、ゲートを出るようになった』。西村淳騎手の阪神芝中距離の複勝率は本人平均比-3.9pt
- 15○ジョバンニ
重賞2着4回(金鯱賞・小倉記念ほか)、香港QE2世C5着。小倉記念は1番人気で0.1差2着と崩れない。阪神芝2000は若葉S勝ち・神戸新聞杯3着の舞台実績。58kgと8枠15番、道悪の経験が菊花賞の稍重だけなのはマイナス。総合1位(75)だが2点差以内なので規則で○、良なら◎
- 16マテンロウスカイ
7歳で58kg。近走は着外が続き、関屋記念(不良)も6着。道悪は[1-0-2-2]でこなすが、陣営が望んだ内枠ではなく8枠16番
予想
実馬場が変わったので、買い目を「良」の予想に差し替えました(購入・判定もこちら)。
前日夜の買い目を見る
- 単勝 13 ¥400
- 馬連 13-3.4.7.9.15 ¥500
- 馬連 4.9.15のBOX ¥300
想定馬場は稍重。9/8〜11の4日間で約84mmの雨(Open-Meteoの値)が降り、金曜のJRA発表は芝稍重・クッション値7.8。
土曜は降水確率0〜7%で乾く方向なので、午後に良へ戻る可能性も残る。先週の阪神芝は良馬場6鞍のうち1〜2枠が5勝し、逃げ・2番手の粘りも目立った。
開幕2週目のAコースで内・前有利が続くとみる。今回はジーティーダーリン・ピースワンデュック・レーゼドラマ・ジーティーアダマンと先行型が多く、平均〜やや速い流れを想定。
総合評価は1位ジョバンニ75、2位タイがグランヴィノスとマテンロウゲイルの73、4位ガイアメンテ71、5〜7位がマリアイリダータ・ジーティーアダマン・センツブラッドの70、8位タガノデュード69で、どこにも段差がない大混戦(赤オッズは16頭中4頭=25%)。
2点差以内は人気薄を上に置く規則で、26倍のグランヴィノスを◎にした。阪神芝[2-2-0-2]・昨年の本レース2着で、川田騎手の阪神芝中距離の複勝率64.2%は本人平均より+10.5pt。
ただし裂蹄で9ヶ月半ぶりなのが最大のリスクで、状態点は10点中4点に抑えている。人気馬のうち、マリアイリダータ(3.9倍)は芝の道悪・阪神・重賞・関西への輸送がすべて初めて、タガノデュード(6.1倍)は58kgの追い込みで、騎手の阪神芝中距離の勝率が2.4%。
ジーティーダーリン(8.1倍)は父の阪神芝の複勝率が全場比-11.0pt。この3頭は総合評価で印の外とした。
1番人気のマテンロウゲイルは、芝重賞の1番人気の複勝率-5.6ptを割り引いても能力上位なので△に残す。3連系は直近の実績が悪く、段差もないため、2頭で当たる馬連を印6頭に広げた。
◎の妙味は単勝で取り、◎が飛んでも○▲△の馬連3点が残る形にしている。良まで回復すればジョバンニが◎、マリアイリダータとタガノデュードが△に入る。
重まで悪化すれば、芝の道悪[1-1-0-1]で内枠から先行できるセンツブラッドを◎に切り替える。
昨年の本レース0.1差2着、阪神芝[2-2-0-2]、稍重の阪神芝2000で新馬勝ち。川田騎手の阪神芝中距離は複勝率64.2%なのに26倍。9ヶ月半ぶりの裂蹄明けがリスク
良まで回復すると時計と上がりの勝負になる。上がり33秒台の実績があるジョバンニが総合76で単独1位になり◎。良の芝2000で[3-1-0-0]のマリアイリダータと、差しが届きやすくなるタガノデュードが△に入る。道悪巧者のガイアメンテとセンツブラッドは68点に下がり印から外れる。1番人気同士の馬連9-11は約8倍で投資額を下回るので買わない
- 単勝 15 1点 ¥500
- 馬連 15-7.9.10.11.13 5点 ¥500
- 馬連 13-9.11 2点 ¥200
採用している本線。内・前有利が続く稍重を想定。上位7頭が5点幅の混戦なので、2点差以内は人気薄を上にする規則でグランヴィノスが◎。道悪巧者のガイアメンテとセンツブラッドを印に入れ、初めての道悪になるマリアイリダータ(3.9倍)は外す
- 単勝 13 1点 ¥400
- 馬連 13-3.4.7.9.15 5点 ¥500
- 馬連 4.9.15のBOX 3点 ¥300
予報は晴れで可能性は低いが、雨が戻った場合。前が止まらずパワーが要るので、芝の道悪[1-1-0-1]で2枠から先行できるセンツブラッド(29.2倍)を◎、道悪[3-1-0-3]のガイアメンテを▲に上げる。『重馬場の芝の1番人気は複勝率-6.0pt』もあり、マテンロウゲイルは印から外すが、1番人気なので馬連の相手には残す
- 単勝 3 1点 ¥300
- 馬連 3-2.4.7.9.13.15 6点 ¥600
- 馬連 4.13.15のBOX 3点 ¥300
総合指数
能力30 / 適性20 / 展開15 / 状態10 / 血統10 / 統計10 / 騎手5 の100点満点。印はこの指数順に打ち、点差で券種を決めています。
- ○15ジョバンニ7.1(3人気)75能力 23 適性 20 展開 12 状態 8 血統 3 統計 6 騎手 3
- ◎13グランヴィノス26.0(11人気)73能力 20 適性 21 展開 13 状態 4 血統 4 統計 6 騎手 5
- △9マテンロウゲイル3.5(1人気)73能力 21 適性 21 展開 14 状態 7 血統 3 統計 4 騎手 3
- ▲4ガイアメンテ15.4(6人気)71能力 19 適性 20 展開 13 状態 8 血統 3 統計 6 騎手 2
- 11マリアイリダータ4.5(2人気)70能力 21 適性 16 展開 13 状態 8 血統 3 統計 6 騎手 3
- △7ジーティーアダマン10.8(5人気)70能力 18 適性 19 展開 15 状態 7 血統 2 統計 6 騎手 3
- △3センツブラッド50.0(13人気)70能力 17 適性 19 展開 16 状態 7 血統 2 統計 6 騎手 3
- 10タガノデュード8.5(4人気)69能力 24 適性 18 展開 10 状態 7 血統 2 統計 6 騎手 2
- 2ジーティーダーリン18.1(8人気)67能力 16 適性 16 展開 17 状態 7 血統 2 統計 6 騎手 3
- 8カラマティアノス18.5(9人気)64能力 20 適性 14 展開 12 状態 7 血統 2 統計 6 騎手 3
- 5ピースワンデュック17.1(7人気)61能力 17 適性 13 展開 13 状態 7 血統 2 統計 6 騎手 3
- 1フィーリウス51.1(14人気)60能力 13 適性 13 展開 12 状態 7 血統 4 統計 6 騎手 5
- 14ミッキーゴールド21.0(10人気)60能力 15 適性 15 展開 13 状態 6 血統 3 統計 6 騎手 2
- 12レーゼドラマ36.1(12人気)59能力 16 適性 14 展開 13 状態 4 血統 3 統計 6 騎手 3
- 16マテンロウスカイ155.1(15人気)53能力 11 適性 15 展開 9 状態 6 血統 3 統計 6 騎手 3
- 6カネフラ220.5(16人気)44能力 10 適性 14 展開 7 状態 4 血統 1 統計 6 騎手 2
データによる評価の上げ下げ
- ▲13騎手川田騎手の阪神芝中距離(〜2100m)は複勝率64.2%・勝率26.4%(n=360)で、本人全体の53.7%・24.2%より複勝率+10.5pt。オッズは26.0倍(9番人気)でまだ織り込まれていないので、騎手点を5点満点にした。馬自身も昨年の本レース0.1差2着・阪神芝[2-2-0-2]と力がある前提での加点
- ▼9統計10年分析で『芝重賞の1番人気は複勝率58.1%で、期待値63.7%より-5.6pt(n=1069, z=-3.8, 前期・後期とも再現)』。21時時点の1番人気(3.9倍)なので、統計点を10点中4点に下げた。重まで悪化すれば『重馬場の芝の1番人気は複勝率-6.0pt(n=906)』も重なる
- ▼2血統父サートゥルナーリアの阪神芝の複勝率は29.6%(n=54)で、全場芝の40.6%より-11.0pt。稍重は34.2%と良の29.5%より+4.7ptで道悪は加点材料だが、コースの割引の方が大きいので血統点は5点中2点
- ▼5血統父グレーターロンドンの阪神芝の複勝率は30.8%で、全場芝より+5.5pt(n=39)と加点材料。一方で稍重は16.7%(n=60)・重は13.3%(n=30)と、良の29.2%より大きく下がる。稍重想定では道悪の割引の方が大きいので血統点は5点中2点
- ▼4騎手武豊騎手の阪神芝中距離の複勝率は33.6%(n=289)で、本人全体の38.6%より-5.0pt(基準の5pt差に該当)。道悪[3-1-0-3]の巧者で稍重の適性点は高いが、騎手点は5点中2点に下げた
買い目
想定 6,250円前後(12.5倍×500円)
想定 2,400〜21,000円(最も安い9-15と11-15で2,400円前後。概算)
想定 5,000〜6,800円(概算)
結果
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 上がり |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | 15 | ジョバンニ | 3人気 | |
| 2着 | 8 | カラマティアノス | 9人気 | |
| 3着 | 7 | ジーティーアダマン | 5人気 | |
| 4着 | 11 | マリアイリダータ | 2人気 | |
| 5着 | 9 | マテンロウゲイル | 1人気 |
払戻
- 単勝 15 ¥710
- 複勝 15 ¥220
- 複勝 8 ¥510
- 複勝 7 ¥380
- 枠連 4-8 ¥1,950
- 馬連 8-15 ¥4,460
- ワイド 8-15 ¥1,400
- ワイド 7-15 ¥1,240
- ワイド 7-8 ¥2,760
- 馬単 15-8 ¥8,370
- 3連複 7-8-15 ¥16,840
- 3連単 15-8-7 ¥85,250
的中(+2,350)。今日唯一の重賞で、『良まで回復すれば時計と上がりの勝負になり、上がり33秒台の実績があるジョバンニが単独1位』という馬場シナリオの切り替えが正しく、◎15の単勝¥710×5口=¥3,550を確保した。一方で◎から流した馬連7点700円は2着が9番人気カラマティアノスだったため全滅しており、収支を支えたのは単勝1点のみ。◎が黒オッズ(12.5倍想定・確定7.1倍)のときに単勝を1点持つルールが機能した一例。